Bjork Digital @Somerset House
ロンドンのサマセット・ハウス(Somerset House)で、
2016年9月1日〜10月23日まで「Bjork Digital」というイベントがやっているのですが。
https://www.somersethouse.org.uk/visual-arts/bjork-digital
私が行ったのは2週間前くらいに行きました。
土日は一週間前くらいに予約した方が良さそうなくらいの混雑具合です。
金曜の昼間でも、いっぱいだった。
ってか、会社勤めっぽい大人もいっぱいいた。みんな仕事は!?
展示自体は、最初に大きく7パートくらいに分かれています。
うちVRが4つ、だったかな。
Black Lake
展示室には、前後にパノラマの画面と、
部屋をぐるりと取り囲む、たくさんのスピーカー。
それぞれのスピーカーから微妙に違う音が出ているので、
部屋の中を歩き回りながら、鑑賞してね!と言われます。
Directed by Andrew Thomas Huang
Comissioned by the Museum of Modern Art, New York
Stonemilker
App Storeでもダウンロードできるのですね。
Directed by Andrew Thomas Huang
Mouth Mantra
Bjorkがアルバム『Vulnicura』を歌ったときの、彼女の口の中だそうです。
Directed by Jesse Kanda
Notget
Directed by Warren du Prees and Nick Thornton Jones
Quicksand
未来館でのパフォーマンスを収録・キャプチャして、360度のVR作品にしたもの。
ヘッドピースはMITのNeri Oxman教授が3Dプリンターで作ったのだそうです。
さすがに立て続けでVR見ると、ちょっと酔います。
はやく技術が進歩して、体にやさしくなってほしい。
最後の部屋は過去のMVをずーっと再生してる部屋でした。
このレビューも後々、ちゃんと読もう。
オキュラス(Oculus)って何?
どんだけFramestoreに影響うけてんだよ、って感じなんですが、
Oculusのコンテンツ開発もしてるよ!って言ってて、
いやいや、そもそもOculusって何だよ!ってなったので、少しだけ調べてみた。
Oculusは、Oculus社が開発・発売しているVR向けのヘッドマウント・ディスプレイ。
製品名はRiftなのだけど、これをそのままOculusと呼んでいい模様。
ギズモードでレビューがあったので、リンクを。
日本語版も発見。
あと、SONYのPlay StationもVR開発してるんですね。
VRは没入体験が可能になるから、クライアントは喜ぶよー!って言ってた。
無邪気!でも、たしかにね。
レビュー通り身体的ストレスが少ないのならば、やってみたい!!
フレームストア広告篇
前回に引き続き、FramestoreのMike McGee氏の講義より。
後半は、広告キャンペーン。
聞けなかったけど、見る限りではエージェンシーと組んでやっている模様。
Glaxy Chocolate(2013)
このオードリーヘップバーン、過去のフッテージを編集してるんでしょ、と思ったら、なんとフルCGだそうです。
Coca-Cola のスーパーボールでの白くま施策(2012)
両チームのファンの白くまたちが、サイドのスクリーンで試合内容にあわせてリアルタイムに反応。
さらに、ハッシュタグをつけたツイートにも答えてくれる。かわいい。
Coke's 'Polar Bowl' Draws Bigger Crowd Than Expected | Special: Super Bowl - AdAge
Field Trip to Mars(2016)
2016年のカンヌやクリオで賞をたくさんとってた施策。
航空機・宇宙船の開発・製造を行うロッキード・マーチンという会社のがクライアントです。
VRを使って、子どもたちに「火星への遠足」(この名前だけで、もうワクワクする!)を体験してもらおう、という企画です。
ヘッドセットではなく、バスの窓からVRを体験できる。
今まで個人的な体験だったVRを、集団の体験にした、という意味で新しいです。
エンタメ、教育、いろんな分野での可能性がある技術です。
講義と関係ないけど、参考リンク。
アドエージが見た今年のカンヌライオンズ 10のポイント - 電通報
クリオ賞2016結果まとめ【後編】スウェーデン政府観光局とREIが2冠 #宣伝会議 | AdverTimes(アドタイ)
フレームストア映画篇
自分の専門はセオリーベースなので、
うじうじリーディングやら調べ物やらしているのですが、
たまたま聴講したフィルムコースの授業が面白かった!
昨日のゲストスピーカーは
FramestoreのCCOで創業者の一人、Mike McGee氏でした。
Framestore
ロンドンをベースにしたVFX、アニメーション制作会社。
最近の映画だと、『ハリーポッター』シリーズ、『007』『パディントン』『ゼロ・グラビティ』にVFX制作で参加。
最近は、広告仕事も多いようで、CM、コンテンツ制作、あとMVもやっているらしい。
講義自体は、いろいろ作品を見せてくれて裏話を少々、みたいな、軽いケイパプレだったのだけど、
なにぶん事例がスゴすぎて、「あ、これ知ってる!」「すげー!!!」とただただ興奮していました。
特に、動物系のCGでは世界トップらしく、
とか、
とか。
『ゼロ・グラビティ』でも、CG制作を担当。
40人くらい色んな専門家を集めて、
本気で無重力を表現しようと思ったら、
顔以外、ほとんどCGじゃん!ってなっちゃったみたいですね。
あと、同じ無重力でも、
Robinsons DrinksのSQUASH'Dの企画は、
バカバカしくて素敵です。
ちなみにこちらの商品は、
ポーションに入った濃縮飲料を、水で割って飲む、というものです。
(なくなったけど、サントリーのdropみたいな感じ)
その他にも広告の話をしてたんだけど、また次回に!
所信表明
で、何を勉強してたの?
って質問で、困らないように…
あと、
やべー、今日、何してたっけ?
っていうもったいない使い方をしないように…
そんな理由で書いております。